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学校長によるブログ

 
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オープンキャンパスにて(卒業生来校 その1)
2015-08-29
本日、高校のオープンキャンパスが行われました。
 
今年は、昨年のオープンキャンパスにはなかった「卒業生何でも質問コーナー(!?)」も設置され、中学生や保護者のみなさまが、本校卒業生にさまざまな質問をしている様子が印象的でした。
 
来校してくれた卒業生はY.N.さん(写真右)と、Y.M.さん(写真左)で、オープンキャンパス終了後、二人は校長室を訪ねてくれました。
 
二人とも在学中に授業を担当していたこともあり、近況などもいろいろ聞かせてくれました。
 
Y.N.さんは現在、日本大学経済学部の2年生。
ゼミでは「国際経営論」に所属し、国境を超えて経営する際の戦略について、主に企業研究を中心に学んでいるそうです。
 
在学中は古典を教えていましたが、「大学での外国語は?」と聞くと、
「第2外国語は中国語です。佐藤先生は大学時代、中国語を選択しないでフランス語を選択して後悔したって言ってましたよね?」
と、当時私が授業で触れた雑談まで覚えてくれていました。
 
Y.M.さんは現在、昭和大学薬学部の1年生。
山梨県のキャンパスで1年間、医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の1年生全員(約600名)が寮生活をするそうです。
 
これは大学の考えで、将来的にチーム医療を意識して、さまざまな分野の人たちとの関わりについて、寮生活を通じて学ぶというものだそうで、聞いていてなるほどと思いました。
明日には山梨県に戻らなければならないところ、わざわざお手伝いに来てくれました。
 
今日のオープンキャンパスで、受験生や保護者からはどんな質問が多かったか、どんな風に答えてくれたのかについては、また、機会を改めてご紹介したいと思います。
 
 
幼稚園「夕涼み会」
2015-08-28
本学園の幼稚園が毎年行っている「夕涼み会」。

今年は7月に行う予定が雨天延期になり、昨日、近隣小学校の校庭を借りて行う予定が、これも天候の関係で実施できず、本校体育館で行われました。
 
同じ学園内ということで、こういう時に中高の体育館があると助け合いができます。
 
写真は、夕涼み会も佳境に入り、園児が盆踊りをしているところです。
年少から年長まで、幼稚園児が楽しそうに踊っている様子を、私も見に行きました。
 
平日の夕方にもかかわらず、お母さんだけでなくお父さんもたくさん来校され、熱心に写真やビデオを撮っているのが印象的でした。
 
 
区立中学校の校長先生方との懇談
2015-08-28
昨日、荒川区立中学校の校長先生方とお話しする機会がありました。
 
昨年初めて参加しましたが、公立中学校の校長先生方とお話しすること自体、私にとって機会はそう多くありません。
 
本校に入学した現高1の新入生の様子や、本校を卒業して大学に進学した生徒の様子などについても、お話しすることができました。
 
昨年に引き続きお話しできた先生もいれば、今年荒川区に着任され、初めてお話しする先生もいて、私立と違い、異動のある公立はやはり雰囲気が違うなと感じました。
 
ある校長先生は、昨年本校で行われた英語スピーチコンテストの際に、応援のため来校して下さいました。
その時のお礼を私が言うと、コンテスト当日のことなどを懐かしくお話し下さいました。
 
また、別の先生は昨年まで荒川区立の小学校の校長先生だったそうで、今年から久々に中学に戻ってきたそうです。
 
「公立と私立」ということで、特色もシステムも違う点が多々ありますが、たとえば卒業生が進学先で頑張っているかどうかなどは、公立であろうと私立であろうとみな同じように気になるものです。
 
さまざまな情報交換や、ざっくばらんなお話ができたことなど、こういう機会が持てたことで、私にとっても勉強になることがありました。
 
 
卒業生来校
2015-08-17
 
本日夕方、平成23年度の卒業生が来校してくれました。
 
彼女は現在、明治大学国際日本学部4年生で、以前、ホームページの「卒業生のページ」でも紹介しましたが、大学3年の時、アメリカ フロリダ州のWalt Disney Worldで半年間、インターンシップをしてキャストメンバーの一員として働いた経験があります。
 
その時の様子は、「卒業生のページ」(上から二人目)をぜひご覧ください。
 → こちら から。
 
彼女は帰り際、校長室にも立ち寄ってくれました。
就職活動で内定をいただいたことの報告と、大学のゼミの一環で、今年の秋に母校である本校で、高校生対象にプレゼンをさせて欲しいといった依頼をするために来たのだそうです。
 
「プレゼンはどんな内容?」と聞くと、「国際交流と留学の意義について」というテーマでプレゼンをする予定とのこと。
 
在籍している大学のゼミは「国際教育交流と異文化感性」。
彼女自身、大学3年の時にアメリカで半年インターンシップを経験できたことが、プレゼンをする際にも大いに参考になることでしょう。
 
「ところで就職は?」と聞くと、
英会話教室を展開している会社で営業コンサルティングを担当するとのこと。
持ち前の明るさとチャレンジ精神旺盛なところは、営業にも向いているなと感じます。
 
本人曰く、
「第一志望の会社だったので、本当にうれしいです。入社は来年の9月なので、それまではアジアを中心に海外に行って、ボランティア活動をしようと思っています」
 
「ほぉ!」とだけ言って、その後は「怖いモノ知らずとはこのことだな…」と、心の中でつぶやいていました。
 
高校、大学時代を通じて、海外に行ってみようなどと思ったことのない私にとって、彼女の話は驚きの連続でした。
 
 
漢字は難しい
2015-07-29
7月4日のブログ「さまざまな涙 ~スポーツ大会~」で「涙」のことを話題にしましたが、「涙」という字は「氵」(さんずい)に「戻」(戸+大)と書きます。
 
といってもこれは新字体で、旧字体で「なみだ」は「さんずい」に「戸」と書いて、その下は「大」ではなく「犬」です。
「戻」(もどる)という字は、もともと「戸+犬」でできていて、「戸+大」は省略形なんですね。
 
「戻」を手持ちの漢和辞典で調べてみると、「漢辞海」(三省堂)には「説文、会意。曲がる。犬が戸の下から出るようすから構成される。」とあり、「新漢語林」(大修館)には「会意。戸+犬。戸口にいる犬の意味から、あらあらしい。もとるの意味を表す。『説文解字』では、戸の下から身をねじまげて出る犬の意味から、身をよじるの意味を表すと説く。」とあります。
 
「説文」とか「説文解字」(せつもんかいじ)というのは、後漢の時代に作られた中国の古い漢字の字書(辞書)です。「会意」というのは、漢字の構成法の一つで、二つ以上の漢字を組み合わせて新たな一字を作るという意味です。
 
どちらの辞典をみても、漢字そのものに「もどる」という意味はありません。「漢辞海」(三省堂)には、さらに「日本語用法」という項目があり、「もどる。もどす。元の状態に返る。返す。『戻』にそむく意のモトルの訓があるところから、逆に進む意のモドルに当てたものか。中世以降の用法。」という補足説明があります。
 
つまり、「戻」に「もどる、もどす」の意を持たせたのは日本独特であり、「漢字」といいながら中国には「もどる、もどす」という意味はないというのです。
 
読み書きを覚えるという学習だけでなく、その字をきちんと理解しようとすると、改めて漢字は難しいと感じます。
 
「畑、笹、峠、辻、枠」など、漢字だと思っていたら、実は「漢字」ではなく「国字」(日本で作られた字)であったり…。
 
別の言い方をすれば、漢字には奥深さがあるということにもなります。それは、本家の中国だけでなく、長い間、日本という別の国でも使われていたからです(朝鮮半島でも、長い間使われていました)。
 
本家の中国人にとっては、そんな複雑な話はどうでもいいと思うかもしれませんが、実はそんなに単純な話ではなく、「逆輸入」とも言えるようなことば(日本で定着した熟語が中国でも使われるようになったもの)もあるというのですから驚きですね。
 
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