まっ白くてまん丸でおなじみのかぶ。
かぶって、春と秋、1年に2回も旬があるって知っていましたか? でも、一番美味しいのは10月から11月にかけてとれる秋のかぶ。
野菜の中でも日本で古くから親しまれてきたものなので、日本全国でその地方独特の品種がたくさん栽培されています。
たとえば京都で有名な漬物、「千枚漬け」は、「聖護院かぶ」という伝統野菜が原料となっています。
根の部分と葉の部分で栄養価が異なり、根にはビタミンCとジアスターゼが豊富です。
ジアスターゼは、炭水化物を分解してくれるので、胃の中で食べ物の消化吸収を助けてくれます。
いっぽう葉の部分にはβカロテンや鉄分、カルシウムが豊富で、どちらかというと緑黄色野菜。
葉っぱ100gの中には、なんと牛乳コップ1杯分ものカルシウムが含まれているんですって!
ですから、実だけじゃなくて、ぜひ葉っぱも残さずいただきましょう。